マスク依存やめたらニキビ消えた
マスク依存というものがある。私もそうだ。
体が弱くてマスクを常用してたんだけど、いつの間にか精神的な理由でマスクをつけるようになっていた。顔を他人に見られるって、一度気になると結構ストレスになる。コスプレ写真晒しといて何言っとるんじゃと思うだろうがあれは顔面完全武装状態。フルオートのマシンガンに防弾アーマー、バッグの中には弾倉とグレネードが目いっぱい詰まってる状態だ。
ストレスを感じるのはオフの時。気分は丸腰でゴッサムシティにいるようなもの。実際誰も私の顔なんて見てないのは分かってるのだが、気を抜いているときに限って知り合いに会うかもしれないとか思ってしまう。角を曲がったらRPG構えた敵がいるかもしれないのだ。（？）こうやって他人に対して勝手に被害妄想を抱き壁を作ってしまうのもマスク依存の影響だそうだ。
そんなこんなで長らく顔を見られているというストレスから解放されていたので、いざマスクを外すとなるとその反動も強い。顔を他人に見慣れられていないと自分の顔にどんどん自信がなくなり、がっつりメイクしていないと外出できなくなっていく。
そして普段から慣れていないとメイクは時間がかかる。がっつりメイクなんて毎朝8時起きの私にはできないので、化粧下地のみで結局マスクに逃げる。そしてメイクの腕は衰え、顔面自信は下がり、マスクニキビは増え続ける。悪循環。
単純に風邪を移されるのも嫌だったし、ずっとマスクをしていたせいで電車で隣に香水やペット臭きつめの人が立つだけで気分が悪くなるほどにおいに敏感になっていたというのもあるが。
だがそうも言っていられなくなった。夏が近づくにつれて左右のフェイスライン内側辺りや小鼻にニキビが多発するようになったのだ。十中八九マスクのせいだろうな～とは思っていたが、上記の理由でなかなかマスクの習慣を捨てられなかった。
しかし少しずつでもマスクの日を減らすことにした。顔を見られるストレスより、顔面に点々と浮かぶ膿に腹が立ったので。週に1日だけ、月曜日と金曜だけ、隔日で…と本当に少しずつ外す。ちょうど夏なので風邪も流行っていないし。
1週間ほどで新しいニキビができなくなり、美顔水なんかを併用しているうちに既にできていた奴らも消えていった。
すぐに成果が出るとやる気も上がり、徐々にメイクにも力を入れるようになった。力を入れると言っても下地+ファンデ+ルースパウダーのみのナチュラルメイクだけど。
毎日メイクしたら肌ボロッボロになるからマスクしてノーメイクの方が肌には優しいなんて言い聞かせてたけど、そうでもない。ノーメイクが良いのではなくて清潔に低刺激に保つことが大事だったんだ。そういう意味では蒸れて擦れるマスク状態は毎日メイクよりも肌を拷問にかけていたことになる。
それに最近のコスメはよほど肌に優しい。入念にクレンジングすれば大して荒れない。特に化粧下地を保湿力高めのものに変えてからはひび割れかさつきベットベト状態が改善された。
どうやっても自分の顔が100％自信ある！大好き！というわけにはいかない。
なので今後他人に顔を見られることにストレスを感じても「でもマスク付けてるとニキビできちゃうからな～仕方ないな～」と言い訳して気にしないことにする。言い訳と言うとマイナスな感じがするが、ポジティブでいるための気持ちのすり替えって有効だと思うので。
